マカオのカジノはバカラ偏重から多様化へ
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カジノ
マカオのカジノゲームが多様化しているようです。
2014年度はバカラの売上比率が9割以上
マカオ政府博彩監察協調局が公表している統計では、2014年のマカオの総カジノ売上3515.21億パタカ(日本円換算:5兆3202億円)のうち、実にバカラ売上は90.8%を占める3190.62億パタカ(約4兆8289億円)となっている。
バカラは駆け引き要素がなく、結果は運次第、勝負も早いバカラが中国人ギャンブラーに最も人気のカジノゲームだ。
しかし、バカラばかりやっているとバカになるというので、技術介入度のあるポーカー等に一部のユーザは移っているらしい。
それでも2014年のマカオのテキサスホールデムポーカーの売上はバカラの1200分の1以下という2.57億パタカ(約39億円)のようでまだまだバカラとは比較にならない。
2015年度はバカラの売上比率が6割弱まで急落
マカオ政府のカジノ監理部門にあたる博彩監察協調局によると、カジノ売上の大半を占めるバカラ及びVIPバカラの売上は昨年第4四半期から18%減の376.7億パタカ(日本円換算:約5602億円)で、カジノ売上全体に占めるバカラの割合は58%にまで低下。バカラに次いで売上規模が大きかったのはスロットマシンの29.1億パタカ(約433億円)、シックボー(大小)の16.1億パタカ(約239億円)だった。
今年に入ってバカラの売上比率が急落している。全体の売上減もあるが、ユーザが他のカジノゲームに移行しているようだ。
カジノゲームの多様化は吉
バカラ一辺倒だった状態から様々なカジノゲームに移行することは健全な状態だろう。
スマホゲームでもヒット作一本に頼っている企業より、安定して良作ゲームをリリースできる企業が良い。
パチスロで言えば北電子のジャグラーだろう。ジャグラーの利益貢献度は凄まじいが、他のAT、ART機を作らせると技術力がないのが丸わかりだ。ジャグラー人気が終われば北電子も終わるだろう。
ローレンスホーが言っていたように、カジノはこれからは賭博場からエンターテインメント施設というイメージにより一層変化していくだろう。エンターテインメントに必要なのはゲームの多様化だ。
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