ユニバーサルエンターテインメント　第42期定時株主総会に参加してきました

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今年もユニバーサルの株主総会に参加しました。参加者は200名程度でしょうか？

まず、会社側の映像資料として印象的だったのはManila Bay Resortsを5月末段階の詳細な映像で紹介していた点です。

この映像では今までイメージ画像だったものと現在の実映像を照らし合わせており、現状がわかりやすく総会参加者に伝わったかと思います。

また、カジノに付随するエンターテインメントとして岡田美術館とKOダイニング事業もクオリティを高めているようです。

岡田美術館については重要文化財登録の増加、三越での美術展が過去最高来場者数だったことがトピックスでした。

KOダイニングについてはワインセラーのワイン界のミシュランが２グラス（2つ星）、以前からですが料理としてもミシュラン1つ星獲得しているようです。

（ちょっと富士本社長老け込んだかな？白髪が原因？）

次に質疑応答では主にパチスロ、パチンコ、カジノ、訴訟関係についてありました。今年は質問者が10人以上と多かったです。それだけ去年と比較してユニバーサルの感心が高いのでしょう。

パチスロ、パチンコ

パチスロ、パチンコについては中小のホール、メーカーが潰れていく中で、ユニバーサルとしては部材の内製化によってコストを下げ、利幅のとれる儲かる構造ができてきているということでした。

更にこの業界は規制の度にメーカーの技術進歩によって波があり、今回部材を外注しているメーカーとそうでないメーカーに差があり、更に規制強化、ユーザ減少のWパンチでマルホンと奥村が消えただろうとのこと。

今後あと２つくらい中小メーカーが潰れるだろうとの想定もしていました。

今期のパチンコ出荷台数を7万台としてることに対する実現可能性についてはミリトンゴッドライジングでMAX機とアマデジを出すようでこれで3万台程度、残り4万台についてはそれぞれ1万台程度の機種を4機種リリースすることで十分実現可能だと言っていました。

スロットについてはAT規制後もゴッド（他メーカーで言えば北斗、番長）等、単価4枚程度の荒波機に関してはイメージと反するものしか作れないのでマイナスに働くだろうが、HANABI等の単価２.数枚程度のAtypeや単価3枚前半であるバジリスク等の機種の需要はイメージを損ねることがないので荒波機分の需要が高まるためプラスに働くこともあるという考えで、ユニバーサルは幅広いジャンルの機種を製造しているのでAT規制の影響は少ないと見ているようです。

しかし、スロット19万台出荷予定は相当大きな目標でしょう。ゴッドの売上、利益を前年度で使っちゃってるし。。

カジノ

フィリピンカジノManila Bay Resortsに関しては2016年一杯で開業までいけるとのことでした。岡田会長がこう言い切ることで不透明なカジノ事業に相当信頼を持つことができたのではないでしょうか？

また、Manila Bay Resortsへの投資として2016年のカジノ開業までの第1期で2000億、ショッピングセンターや付随する様々な施設の第2期で1000億、２，３年後、世の中の状況をみてホテルの増床や新しい施設？等で1000億と最大で4000億の規模を想定しているようです。これは想定以上でした。4000億は世界ナンバーワン級の規模ではないでしょうか。

また第1期までの2000億については既に1000億が投資済、残りの1000億も金融機関に借入れするようで問題なしとのこと。増資はないとはっきり断言されていました。これも株主にとってはかなりプラスのニュースでしょう。

そして残りの2000億についてはフィリピンカジノ企業として株を公開することで用意するとのことでした。しかし経営権を手放すわけではないようです。

詳細な予定は2015年7月より外壁工事が始まるとのことで、以前お伝えした現地エンジニアの情報通りの予定で建設工事は進んでいます。

フィリピン政府機関からの今年7月期限までの開業遅延のコメントとしては、当時担当者レベルで決まったこと？で完全な誤解だとのこと。2015年3月までにニノイアキノ国際空港からManila Bay Resortsまで高速道路が開通するのでそれに合わせて開業すると言ったのが事の発端で、高速道路自体も2016年3月に開通するという遅延があるため丁度いい結果になったようです。

一方、日本カジノについてはまだまだ政治的問題が片付いていないため、本格的な準備には入っていないとのことでした。

しかし、日本国内でカジノ事業の実績があり、これから世界最大級のカジノを運営するユニバーサルが唯一ノウハウを持っている。国内企業でカジノを運営できるのは現時点ではユニバーサルだけだとのこと。これはこのブログではわかっていたことですが、明言されるとより説得力が生まれます。ちなみにコナミとかはカジノの機械を作っているだけで運営能力はないようです。

日本カジノについてセガサミーと共同で運営する等の話はまだないと言っていましたが、その時に合わせた最良の選択を実施するということでした。

 訴訟関係

今回、取締役等に法曹関係者を複数抜擢しており、いかなる裁判においても最高の布陣で立ち向かうという姿勢が感じられました。

ウィンリゾーツ株については現在最低でも2300億以上の価値はあるとのこと。これは円安効果でしょう。

また、ウィンリゾーツとの裁判については現在ディスカバリー段階で通常だとそこから２年程度？で裁判は終了するとのこと。まあ、和解がない限りまだ少し時間がかかりそうですね。

国内のメディア相手には連戦連勝で勝ち進んでおり、巨悪の根源朝日新聞も早く白旗をあげてほしいものです。

おまけ

岡田幸子さんは何をするんだという質問に対して、岡田幸子さんはもじもじしており「緊張しています。。」言っていました。かわいい！

実際には管理部門が機能しているかと更に管理をするとのこと。ビリーのかわりにマスコットとして立ち回ってほしいものです。

ちなみに幸子さんと夫である会長は30歳以上の差があり、ビリオネアへの夢は高まるばかりでした。私の年で言えば胎児が妻みたいなものです。

もうこれはロ○○ンをもペドフ○○アをも超越した世界です。（岡田夫妻、ごめんなさい）

今年も飲み物はウーロン茶、オレンジジュース、コーヒーで軽食はサンドイッチでした。

また、お土産は美術館のパンフレット（いらねー）とクッキーでした。お土産の食べ物は毎年おいしいので期待しています。

ということで、主にManila Bay Resortsについての進展が明らかになった株主総会でした。

そんなこと言って当日1000株売りました。2800円付近にもなると一部は売却しますよ。まだまだユニバーサル株持ってますけど。