ユニバーサルエンターテインメント平成28年3月期 決算が発表されました
ユニバーサルエンターテインメントの平成28年3月期決算が発表されました。
本業未達も為替評価等で増益
売上高 91,709百万円
営業利益 16,896百万円
経常利益 22,343百万円
純利益 15,661百万円
導入台数は20万7000台。第三四半期は14万2000台だったので6万5000台増です。
第四四半期の機種としては
沖ドキトロピカル25/30 約30000台
ゲッターマウス 約10000台
ミラクル 約2500台
ハナビ白夜ver 約1000台
CRグレンラガン 約7000台
CR緑ドン甘 約1500台
アステカ 約15000台?
大よそこのようになっております。
減収となったのはパチスロパチンコの不発でしょう。
今年度発売したすべての機種がクソ台という悲惨な結果になってしまいました。
売上と約90億の差異が生まれたのはCRグレンラカンとゲッターマウス、そして再販物が売れなくなったためでしょう。
CRグレンラガン、ゲッターマウスはともに20000台程度は売る予定でした。
それでも20万台売れるというのは、ユニバーサルの信用実績を食い散らかしてお金に換えたということです。
これは重く受け止めるべきです。新基準を言い訳にしてこれからもクソ台しか作れないようだと未来はありません。
来期予想は売上増利益率低下
来期の予想は以下となっています。
売上高 110,000百万円
営業利益 16,800百万円
経常利益 16,800百万円
純利益 9,200百万円
パチスロ22万台、パチンコ3万2000台を予定しているようです。
今期は再販が多くありましたが、来期は新台が中心となるはずです。
今期の新基準機にヒット作がないので再販ができるわけがないですね。
パチスロはアステカの残り2万台?、沖ドキパラダイス、花火絶景、マドマギ2、ミリオンゴッドポセイドン、新バジリスク、猪木等‥
メガタイトルが勢ぞろいと言った感じです。クソ台であってもある程度は売れるでしょう。
パチンコは今のところわかりません。前期7万台を予定していたのに今期3万2000台というのはユニバーサルのパチンコはダメだという認識を持っているからなのでしょうか。ユニバーサルのパチンコには何も期待できなくなってしまいました。パチンコに携わる人間を総とっかえした方がいいでしょう。
これだけ自社版権で新規リリースする予定なのに利益率が下がっているのは疑問ですね。
また、プロジェクションマッピング筐体の機種が多いはずなのにパチンコパチスロ25万台にたいして1100億というのは少ない気がします。
アステカのような高価格で売っていくことはなくなったのでしょうか?
色々と考えさせられます。
無配転落
純利益が150億もあるのに無配になってしまいました。
マニラベイリゾーツの開業が迫っているからという理由らしいです。
単純に株主は何も言ってこないから舐められているだけでしょう。オーナー企業の弊害です。
「当社グループは株主に対する利益還元を最重要経営課題の一つとして取り組んでおります」といつも記載されていますが、これは真っ赤な嘘だと私は思っています。株主の声が強い今の世の中、オーナー企業以外でこんなことをすれば経営陣は叩き出されるでしょう。
日産のカルロスゴーンでさえ高額報酬に疑問を呈されているのに、これだけ不甲斐ない業績でカルロスゴーンに匹敵するような高額報酬を社長、会長は得ています。勿論、カルロスゴーンの能力には数ランク及びません。ユニバーサルの欠点、リスクの1つは経営陣にあります。
私の考えとしては増収増益を続け、常に実績を出し続ける経営者に対しては何十億報酬を払っても良いと思っていますが、実績の出せない経営者には1円すら出すのは惜しいです。そのような人間は世の中に大勢いるでしょう。
マニラベイリゾーツ建設は順調
マニラベイリゾーツの建設は順調のようで、外装工事がほぼ完了し、今は内装工事を中心に噴水やガラスドーム、ショッピングモール等の附帯設備も同時にすすめられていると書いてあります。
この辺は日々チェックしている方であれば想定どおりでしょう。
注目すべきは「2016年12月に開業する」と宣言されていることです。開業を7ヶ月前に控えてのこの文言は、カジノ開業の信頼性がより確固たるものになりました。
舛添都知事の不祥事で東京カジノ熱再来
舛添都知事の不祥事にて都知事が交代する可能性が高いです。
次の都知事が誰になるかわかりませんが、自民党の息のかかった人間であればカジノに寛容である可能性が高いでしょう。
先日新たにセガサミーとユニバーサルエンターテインメントのコラボイベントが企画されました。
ソフトな面でも協同していくということでしょう。より密接な関係を構築しています。
東京のカジノ熱が復活しつつある中でこのコラボが日本のカジノ実現可能性を高めていると思っているのは私だけでしょうか。
選挙が終わればカジノネタでカジノ株が再度熱くなる可能性があるでしょう。
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の考察も時間があれば次回書きたいです。
本業を維持しつつ、カジノの成長を待つスタンスはかわりません。
今年はユニバーサルエンターテインメントが飛躍する材料が溢れていると思います。
決算前に15000株ほど売ってしまいましたが、週明けに無配のせいで大きく下がるようであれば積極的に狙っていきたいです。
追記:平成28年5月6日にBDO UNIBANKという所から376億ペソ(約900億円)借入することが決まったみたいですね。
(フィリピンカジノ株の動向をみるに今上場して資金調達するのは不利と感じたのでしょうかね。。)
昨年の資金調達では高利率から大暴落を起こしたので変動金利としか書かれていませんw
これでカジノまでの資金は問題なさそうですね。
ここから追加で10億ペソでも借りれば配当出せたんちゃうんか?w
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