ユニバーサルエンターテインメント 第43期定時株主総会に参加してきました 後編
ユニバーサルエンターテインメント 第43期定時株主総会に参加してきました 前編
続きです。
日本カジノ
セガサミーとの日本カジノへの協業はありえるかとの質問がありましたが、イエス、ノーの明言はせずにパチンコパチスロの共通化という利益の出るところからやっていくということでした。昨年と比較して関係は深まっているようですが、カジノについては進捗が不透明です。何かリップサービスを期待してました。
ラスベガスサンズなどの外資有力企業がIR誘致のために既に活動しているが、ユニバーサルはカジノ法案が通過してから活動するのかという質問に対しては日本カジノについてはまだ白紙の状態でありライセンスも決まっていない状態で後手になっているとは思っていない。ユニバーサルはカジノ事業の経験を持つ唯一の企業が強みだということでした。ライセンスが決まってしまったらもう手遅れでその前に地固めをするという外資企業に置いていかれるのではないかと不安があります。更にカジノの経験でいえばラスベガスサンズに分があるでしょう。
唯一の強みは日本企業であることなんです。横浜港運協会のように日本企業を優先的に誘致するような方針の組織が増えるといいですが。。
ウィンリゾーツとの訴訟問題
ウィンリゾーツとの裁判についてのスケジュールは2月よりトライアルの予定がウィンリゾーツ次第では6月に延びるかもしれないとのことでした。
ここで岡田会長は感情をこめて自分は悪いことはやっていないということを繰り返し主張していました。
また、岡田会長は悪くないが米国民の感情から日本企業が支持されないリスクもあることを危惧していました。
現状ディスカバリーの段階でユニバーサル側はすべて情報を出し、ウィンリゾーツ待ちのようです。ここは好感を持てました。
フィリピンでは不起訴状態になったりと有力な不正の情報をつかめない中、ウィンリゾーツは追詰められている可能性もありますね。
しかし、和解は最悪の状態だとの認識のようです。
マニラベイリゾーツ資金調達で金利を年100億以上払うはめになっている状態でこれだけ苦労しているのは、すべてこのウィンリゾーツとの訴訟が原因です。
岡田会長はケジメとして裁判の白黒をつけたいのでしょうが、最重要経営課題を株主の利益とするのであれば和解をし、その資金でマニラベイリゾーツの資金問題をすべて解決するという選択肢も持つのが、経営者として当然の考え方ではないでしょうか。
私情を捨て株主のために何が一番良いのかを考えてこの問題に取り組んでもらいたいです。
パチンコ・パチスロ
今回はパチンコ・パチスロについての質問は少なかったです。セガサミーとは今後どうなるかということくらいでしょうか。(これもカジノの話を期待したものかもしれません)
今期の機種はすべてクソ台であったことは富士本社長の責任問題レベルだと思いますが、だれも追及していませんでした。
富士本社長はパチンコ・パチスロのコスト削減を推し進めていることが強みのようですが、一番やるべきことは魅力ある機械を作ることです。
出玉規制の中で再販できるレベルの台を作ることはコスト削減より桁が違う効果があります。
セガサミーとの協業の中でコスト削減以外にも何か学ぶべきことがあるように思えます。
今はバジリスクやハーデス、ハナビ、まどかマギカ等過去に築いたブランドを金にかえている状態なだけです。
ブランド力のエサにクソ台を売り続けると取り返しがつかない事態になるでしょう。
今期のまどかマギカ2、ゴッドポセイドン、新バジリスクが勝負でしょう。まだ少し時間は残されています。
ということでカジノに比重が置かれた株主総会でした。
私の目が悪いからなのか岡田幸子さんが非常にきれいに見えました。
来年も岡田幸子さんに会いに行きたいですね。
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