ユニバーサルエンターテインメント平成29年3月期 第3四半期決算が発表されました
ユニバーサルエンターテインメントの第3四半期決算が発表されました。
売上高 90,630百万円
営業利益 27,436百万円
経常利益 23,285百万円
純利益 14,980百万円
第2四半期決算と比較すると
売上高 56,585百万円 -> 90,630百万円 (34,045百万円増)
営業利益 15,550百万円 -> 27,436百万円 (11,886百万円増)
経常利益 23,809百万円 -> 23,285百万円 (524百万円減)
純利益 15,801百万円 -> 14,980百万円 (821百万円減)
急激な円高による為替差損が100億程度発生しましたが、本業の伸びがそれをカバーしています。
Twitterでは減益にならないだろうと予想していましたが、その他事業のカジノ事業による?損失が大きく若干の減益となりました。
申し訳ありません。しかし気にするほどの差ではありません。
ユニバーサルエンターテインメント第3四半期決算は本業の収益が為替差損を吸収する形になって減益にはなりません。
— よくぶか (@dokusai_kenka9) January 18, 2017
通期の業績予想が1月の上方修正時と変わっていません。
パチンコパチスロ事業
第3四半期のリリース機種はパチスロ「クランキーセレブレーション」「バジリスクⅢ」となっています。
パチンコパチスロ事業は第2四半期より売上が約330億円、営業利益が約160億円増加しています。
クラセレが約1万台、バジリスク3が約6万台弱なので売上が約300億弱、残りが旧基準機再認定のための部品予防交換代となります。
部品の予防交換は非常に利益率が高いので営業利益率が約50%となっています。また開発効率化による製造原価低減もこれに寄与しているでしょう。
クラセレ、バジリスク3はともにヒット作とは言えず、相変わらず低空飛行が続いています。
しかし新基準機の低迷によってノーマル台のバーサスの需要が出てきています。これによってクラセレの評価も見直される可能性があります。(たぶんないw)
第4四半期ではパチスロはスターオーシャン4、アナザーゴッドポセイドン、パチンコはえとたま79verが予定されているようです。
販売目標はスターオーシャン4が15000台、アナザーゴッドポセイドンが35000台、えとたまが少数となります。
現状スターオーシャン4の導入がほぼ1台、多くて2台という状態で目標には大きく届かない予想です。アナポはそこそこ売れるとは思います。
パチンコでCRハーデスがリリース予定でしたがクソ物語の会社の陰謀で販売中止となりました。
この台は私も尖った台なので期待していましたので非常に残念です。こちらの販売目標は15000台でした。
CRハーデス
こういうヤバそうな台を待っていたんだよ。パチンコは規制なんのそのでキチガイ台を作りまくれ。https://t.co/aViro3Wvm0— よくぶか (@dokusai_kenka9) January 27, 2017
CRハーデスは新基準機最高の大量出玉が実現できるので、北斗無双のようなヒット機種になった可能性があります。
ユニバーサル初のパチンコヒット作。これを潰したクソ物語は大きな恨みを買いました。非常に、非常に残念です。
以上を踏まえて通期の業績予想を見てみましょう。1月の上方修正から業績予想を変えていません。
第3四半期と比較すると
売上高 90,630百万円 -> 120,000百万円 (29,370百万円増)
営業利益 27,436百万円 -> 30,000百万円 (2,564百万円増)
経常利益 23,285百万円 -> 30,000百万円 (6,715百万円増)
純利益 14,980百万円 -> 20,000百万円 (5,020百万円増)
こうなります。
293億を売り上げるには6万台以上は売れないといけません。
スターオーシャン4は数千台(最悪5000台以下?)、アナポは35000台、えとたまは無視できるレベルとなるとこの売上には達しないですよね。
これを補うには旧基準機の部品予防交換(ハーデスの残りか沖ドキ?)か近年名物の4月のリリース台を前期計上するくらいでしょうか?あとはアナポの大ヒットくらいかな(可能性低w)
どれもなければ通期の業績予想達成は難しいでしょう。
また、第3四半期より営業利益率が大きく下がります。これは高利益率の旧基準機の部品予防交換がないことを示唆している可能性があります。
通期の業績については見通し不透明なところもありますが、パチンコ業界にて赤字決算が多発する今期にこれだけの業績を発表できることはユニバーサルの力を示したと言えるでしょう。
カジノ事業
フィリピンカジノのオカダマニラは既に稼動していますが、グランドオープンは2017年2月末を予定していました。
今回の決算ではグランドオープンが3月末と告知されました。1ヶ月延期です。ややネガティブです。
フィリピンカジノ市況は依然として環境が良い状態が続いています。これがこの先のパチンコパチスロ事業を補っていくものだと思われます。
復配
今回は期末に40円の配当を予定しているようです。前期は無配、2期前は特別配当(30円)を抜かせば15円なのでかなり大きい配当です。
これはサプライズですね。多くの人が今期も無配を覚悟していたでしょう。
オカダマニラが軌道にのれば更に増配が期待できるでしょう。
決算をうけてPTSは35円高の4315円となっています。
現在マーケットではパチンコパチスロ事業の先行きよりもフィリピンカジノの期待値が上回っているので株価が堅調に推移しています。
今後もカジノ事業の期待と実益が本業をカバーできると更なる上昇が見込めるでしょう。期待しています。
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