パチスロ・パチンコに対する風営法改正案が発表される(6号機、出玉上限規制)
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パチスロ
2018年2月より施行される新たな風営法の改正案が警察庁より発表されました。
この改正案についての意見を現在募集中のようです。
パブリックコメント:意見募集中案件詳細|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
これまでは出所不明の怪しいテキストがこの規制の内容だと言われてきました。
注目すべきは出玉率試験です。
短中時間試験という4時間の出玉率の規制が追加されましたが、短時間試験の出玉率の試験が200%から220%に緩和されています。
また、スロットは長時間試験の出玉率が110%から115%に緩和されています。
つまり、出玉率の上限が110%で実質105%程度のものしか最初は作れないと言われていた事態は避けることができそうです。
もちろん出玉率試験の内容は厳しくなっているので、検定通過の確率は下がるでしょう。もしくは保守的な台にして通すというようなことになると思います。
5号機初期も出玉率が低い台がわんさか出てきてゲンナリさせられた人も多いかと思います。
しかし、その後の技術革新により120%ぎりぎりの台を量産するに至りました。
6号機規制も115%に少しでも近づけるような台を作るようになると思います。なのでこの緩和はかなりの朗報です。
当初、改善が急務だった旧基準機の扱いに関しては何も触れられておらず、5号機は最長3年設置可能、みなし機の扱いは機種ごとに調査して検討ということになっている。
この射幸性MAXな機種がいつまで設置できるかがこれからのパチンコパチスロメーカーのカギなのだが、決定は更に先になりそうだ。
しかし2018年2月が迫っている中で、いまだ大量に設置してある旧基準機の扱いを後々に決めてもパチンコホールも対応できないと思うが大丈夫なんだろうか?
旧基準機がダラダラと設置できる状態の中では規制後の新しい台の浸透も鈍くなるでしょう。これはメーカーにとってはマイナスです。
行政や業界団体は大ナタを振るって旧基準機の設置期限をはっきり決めるべきでしょう。それが3年後なのか来年2月なのか、早急に決めるべきです。
少なくとも2018年2月までに検定切れの台を再認定できるなんてことになったら本末転倒ですね。
新基準機が先に撤去され、旧基準機が最後まで残るなんてことになります。
この風営法改正案を受けて、パチンコ関連株は軒並み値を下げています。
中身は当初予定より緩和されているものの、メディアに大きく取り上げられたことが原因でしょう。
引き続きパチンコ・パチスロの規制についての詳細が出るまで要チェックですね。
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